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実話怪談part.3『ガマ体験』*幽霊に助けられた不思議な体験

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今回ご紹介するのは『読む×ご褒美』

私、雨降りが実際に体験した実話怪談の第三弾になります。

 

皆さんこんにちは。

“ご褒美提案人*雨降りソーダ”と申します。

 

前回の実話怪談第一弾(怖さレベル★☆☆)

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実話怪談第二弾(怖さレベル★★☆) 

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今回お話させていただくのは、高校時代の修学旅行で起きた不思議な体験談になります。

第一弾と第二弾とは違った系統の怪談をご用意しましたので、お楽しみ頂けたらと思います。

 

この実話怪談シリーズでは、私の体験した不思議な話をご紹介しています。

しかしながら、実際のところ現象は幻聴や幻覚かもしれません。

 

私は霊を信じてはいませんが、いないとは言い切れない奇妙な話をご紹介しますので『いる』『いない』の判断は皆様に委ねたいと思います。

 

それではご褒美提案人:雨降りソーダの実話怪談をお楽しみください。

 

実話怪談3話目『ガマ体験』

 

これは、高校の修学旅行で体験したお話です。

 

修学旅行は3泊4日で沖縄県に行きました。

旅のしおりには、定番の観光や水族館などに加えて『ガマ体験』と書いてあります。

 

ガマについては修学旅行をするにあたって、先生からサラッと聞いていました。

ガマとは自然に作られた洞窟のことで、戦争時には防空壕として使われていたそうです。

とはいえ、馴染みのない場所は想像も難しいものです。

「洞窟に隠れたらすぐに見つかっちゃうんじゃないかな…」と思いながら、修学旅行の2日目にガマ体験を行いました。

 

観光できるガマは1つだけだと思っていたのですが、沖縄には沢山のガマがありました。

私の学校はクラス数が多かったこともあり、複数のガマで体験は行われ、私たちのクラスを含めた3クラスが同じガマに行きました。

※ガマの名前は伏せさせていただきます。

 

私のクラスは、用意に手間取っていた子がいたため1番最後に到着をしました。

バスの到着が遅れてしまったこともあり、バスを降りると1クラスは既に体験をし終え、1クラスは体験中でした。

 

バスから降りてガマに向かっている時から気になっていたのですが、体験を終えたクラスの生徒が何故か入口付近で泣いています。

泣いていたのは女の子が2人。

泣いていると言うよりも嗚咽をあげながら号泣してました。

 

「なんで泣いてるの?」と同じクラスの友だちと話していると、クラスごとに案内や説明をしてくれるガイドさんが「戦時中の話を聞いて感情移入しちゃったのかな。よくあることだよ」と仰っていました。

このガイドさんとは別に、ガマを案内してくれるガイドさんがいたので、「(ガマを案内してくれるガイドさんは)話が上手だからね。よく聞いておいで」とも言っていました。

 

楽しみに待っていると、体験の順番が回ってきました。

 

暗いガマをゆっくりと進んでいきます。

「暗いので足元に気をつけてくださいね」と言いながらガイドさんが先頭を歩き、私たちが後ろをついていく形で進みます。

私はゆっくりと周りを見たかったので、最後尾で周りを見ながら進んでいました。

 

奥に進み、広めの空洞が見えてきます。

その空洞に入る手前に、クラスの生徒全員が収まるような広いスペースがありました。

ガイドさんはそこで立ち止まり、「このガマは…」と説明をしてくれます。

 

戦争時に見つかって殺されたり爆弾が当たらないように、沖縄の人は防空壕に隠れていたこと、負傷した兵士を若い女の子たちが手当をしていたこと、などをわかりやすく教えてくれました。

「私たちと年齢が変わらない女の子たちが看病をしていたんだ、凄いな…」そう思いながら聞いていたのですが、話を聞いていると徐々に身体が重くなっていきます。

気づいたときには膝から崩れるようにして座り込んでいました。

 

クラスメイト達はガイドさんの話に夢中で、最後尾にいる私の異変には気づいてくれません。

近くにいた友だちに視線を送りますが、暗くて周りは見えにくい状態。

みんな足を止めてガイドさんの話を聞いていたので、気づいてもらえませんでした。

 

そうしている間にも話は進み、奥の広い空洞を見ながら「ここは会議室として使用されていたところです」と話します。

「中に人がいることがわかると爆弾をなげこまれることがあるので、奥の部屋を会議室として…」と話しているのですが

 

『違う…そうじゃない。会議室じゃない!!!』と私は心のなかで叫んでいました。

 

“会議”というワードをガイドさんが口にした時、私の頭では知らない映像が流れていました。

 

その映像は例えるならば『地獄絵図』。

負傷ではなく、映像には身体のパーツを失った重傷者。

唸り声をあげて耐えている人、叫び声をあげながら痛みで暴れている人、ビクビクと痙攣をしている人もいる。

設備は整っておらず治療という治療はされていない。

「会議中の声が聞こえないように」ではなく『叫び声が外に洩れないように閉じ込めている』という言葉の方が当てはまる映像でした。

 

見たくなくても視界ではなく、映像は頭に直接流れてくるので止められない。

まるで自分自身が体験した記憶のように鮮明に映像が流れているのです。

 

今まで見たことのない悲惨な光景を見ていると、どんどん吐き気が増していきます。

声を出したら吐いてしまいそうだったので、「やめて」と必至に心のなかで叫んでいました。

 

重さで身体が動かない恐怖と、映像の悲惨さで倒れる寸前まで来た時です。

ふいに肩をポンと軽く何かがあたりました。

それと同時に、フッと映像が消えて身体も軽くなったのです。

 

驚きながらも、肩を見るとそこには手が置いてありました。

 

「え…?」と思い、座ったまま見上げてみると、20代前半くらいの青年が心配するような優しい表情を浮かべています。

その顔はまるで「もう大丈夫だよ」と言っているようで、お礼を伝えようとした時には消えていました。

一瞬の出来事でした。

 

彼はボロボロの軍服を着ており右腕から下はなかったので、このガマで最後を終えた日本兵だったのかもしれません。

私は心のなかで何度も「ありがとうございました」と伝えガマを出ました。

 

体感ではとても長く感じたのですが、私の身体が軽くなった頃にガイドさんの話も終わり、友だちと同じタイミングでガマを出ていました。

 

先ほど頭に流れてきた映像が残っており、“もしかしたら同じ体験をした友だちがいるかもしれない”という思いから、「なんか変な感じしなかった?」と探りを入れます。

直接聞かなかったのは、変に怖がらせて修学旅行が楽しめなくなったら嫌だなと思ったからです。

友だちは「涼しかったよね」と言いながらガイドさんから聞いた内容の感想を言い始めます。

 

話の中で「奥の部屋(会議室)も見たいなって思ったんだけど、やっぱりガイドさんも入りたくなかったんだね」と言います。

私は頭に映像が流れてきたあたりから、ガイドさんの話は入っていませんでした。

「ごめん、実はボーッとしちゃってて話聞いてなかったんだよね。奥の部屋って何かあったの?」と聞き返します。

 

すると、「聞いてなかったの?」と言いながら先ほどガイドさんがしていた話をしてくれました。

 

その話というのは、はじめは会議室として使っていたが、徐々に負傷兵が増えてきたこともあり、負傷兵を治療する部屋として使用していたというものでした。

 

洞窟の中という湿気の多い状態の場所では、傷口が化膿したり感染症を引き起こす人は多いそうです。

しかしながら、看護学生やお医者さんの数は足りず治療薬や痛み止めも間に合っていない環境だったので、手術が必要な場合においても麻酔や痛め止めは使わずに行うことが出来なかった、とのこと。

最後に「重傷者はだんだん増えて痛みに苦しむ声も響いたから、治療部屋を奥の会議室にしたんだって」と友だちは話してくれました。

 

この話を聞いて、私が見た映像は“これだったんだ”と思いました。

戦争がなくなった今でも、当時の映像を見せたくなるくらい苦しんでいる方達がいると思うと胸が苦しくなります。

とはいっても、正直何も出来ないので当時の映像は見せてほしくはないなと思いました。

本当に痛々しくて怖くて精神的にきつかったです。

 

後日談ですが、修学旅行後にガマの入り口で泣いていた女の子に“なんで泣いていたのか”聞いてみると「わからないけれど涙が止まらなくなった」と言っていました。

 

助けてくれた青年はなぜ今も尚、あのガマに留まっているのでしょうか。

想像でしかありませんが、ガマでは辛い思いをして亡くなった方が沢山います。

そして、それを感じ取ってしまう人もいます。

身体が重くなったのは取り憑こうとしていたからかもしれません。

取り憑いたり、辛い体験を見せてくる霊がいることをわかっていて、彼はそういった兵士を救おうとして留まっているのではないかと思いました。

私は助けられましたが、留まっている理由を考えると、兵士である同士を救おうとしていた…という理由の方がしっくりきます。

 

調べてわかったのですが、ガマは心霊スポットとしても有名だそうです。 

このような場所に遊びで行ける人の気はしれませんが…

学習の場である修学旅行といえども、沖縄は観光も楽しいし、美味しい食べものも沢山あるので、やはり楽しみな気持ちや遊びたいという気持ちが勝ります。

修学旅行といえども、その楽しいというテンションで『ガマ体験』はしない方がいいではないかと感じました。 

まとめ

いかがでしたか?

 

この「ほぼ日、ご褒美」ブログは

私の好きなもの、オススメなもの、興味のあるもので 

皆さんにも息抜きと癒やしの時間を提供できたらいいなと思い始めました。

 

色んなジャンルのご褒美を扱っていきますので

ご褒美を選ぶお手伝いができたら幸いです。

 

心が華やいだ時、心に雲がかかった時

晴れやかな気持ちの時、気持ちに色がなくなった時

 

いつでもふらっと立ち寄ってください。

今日も素敵な貴方にぴったりのご褒美がみつかりますように*゜

 

ご褒美提案人、雨降りソーダ

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