ほぼ日、ご褒美

生きてるだけで素敵。だから日々ご褒美を*゜

失敗が生んだ『世界の愛されお菓子』*人気なお菓子はアクシデントから生まれていた!?誕生秘話とおすすめスイーツをご紹介

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今回ご紹介するのは『雑学×お取り寄せのご褒美』

失敗から生まれた世界で愛されるスイーツになります。

 

皆さんこんにちは。

やらかしながら日々を生きる“ご褒美提案人*雨降りソーダ”と申します。

 

とはいえ、成功には失敗がつきもの!

かのエジソンも2万回失敗をして、大きな発明を1つ生み出したのだとか。

失敗は成功への過程であり、諦めない限り良い方向に進むものだと私は思っています。

(そう信じて生きています)

 

スイーツにおいても、失敗が思わぬ成功を生んでいることもあります。

今回は、そんな失敗が生み出した世界中で今もなお愛され続けている奇跡のお菓子をご紹介します。

馴染みのある美味しいスイーツが、実は失敗作だったなんてことも…!

さっそく見ていきましょう!

 

うっかり姉妹の傑作『タルト・タタン』

まずは、キャラメリゼされたリンゴの光沢が美しいタルト・タタンです。

タルト・タタンは、うっかりミスが生んだ“逆さまのタルト”になります。

 

遡ること1898年

フランス中部ソローニュ地方ラモット=ボーヴロンに「ホテル“タタン”」がありました。

経営者は、ステファニーとカトリーヌのタタン姉妹になります。

ある忙しい日、厨房を担当していたステファニーはリンゴのタルトにパイ生地を敷くのを忘れてしまいます。

焦げるような匂いでミスに気づいた彼女は、失敗を挽回するために上にパイ生地をのせてオーブンへ。

焼けた後にひっくり返すと、リンゴは見事なキャラメリゼになり、タルトとは違った美味しさになっていました。

お客さんに出したところ、フランス中を虜にしてしまったそうです。

※諸説あり 

うっかりを挽回しようとした行動が、キャラメリゼのほろ苦さとリンゴの酸味を存分に味わえる極上スイーツを生み出したんですね。

 

食材をムダにしない発想が生んだ『クイニー・アマン』

クイニー・アマンは、外がカリッと中はジュワッとバターを感じる、美味しい菓子パンです。

実はこちら、パン職人が生み出した“異常配分のパン”になります。

 

時は1856年、フランスのブルターニュ地方ドゥアルヌネ村。

パン職人のイヴ=ルネ・スコルディアは、小麦粉不足を補うため、豊富にあったバターを大量に入れたパン生地を作ります。

小麦粉400gに対して、バターと砂糖が300gという異常な配分だったので、パン生地は上手くいきません。

ただ捨てるのはもったいない

彼は食材をムダにするのは避けようと、このパン生地を焼いてみることにしました。

すると、外はカリッ、中はデニッシュ層でバターが香るしっとり食感の菓子パンが出来上がったのです。

 

クイニー・アマンは、日本でも1998年にブームとなっており、今でも熱狂的なファンがいるそうです。

ちなみに私もクイニー・アマンの熱狂的なファンの1人で、パン屋にあると必ず買います。

チェーン店で美味しかったのは、PAUL(ポール)とリトルマーメイド。

特にリトルマーメイドに発売されているクイニー・アマン(12月頃の期間限定)は、お手頃価格なのにジュワッと感がたまらないのでぜひ試していただきたいです。

 

飲み残しが生んだ『アイス・キャンディ』

年中通して楽しめる、みんな大好きアイスキャンディ

こちらは、少年が生み出した“偶然の産物”になります。

 

1905年、サンフランシスコにフランク・エパーソンという11歳の少年がいました。

とある寒い日、彼はレモネード(ソーダ説もあり)を飲んでいました。

ところが飲みきれず、混ぜ棒を挿したまま“うっかり”外に放置してしまいます。

すると、レモネードは凍りキャンディーのようになったのです。

翌朝これを食べた彼は、10年後自分の発明したアイス・キャンディの特許を申請したそうです。

 

今でこそアイスは定番商品ですが、初めてアイス・キャンディに出会った時の衝撃はどんなものだったのでしょう…!

 

ちなみに、暑い日の外でも溶けない葛を使った新食感アイスもおすすめです。

乳製品や卵を使っていないものが多いので、アレルギーを持った方でも色んな味が楽しめますよ。

葛バーは、凍った状態はシャリシャリ食感、少し溶けるともっちり食感が楽しめる、2度美味しい食べごたえ抜群のアイスです。

ぜひ、この夏にお楽しみください。

 

マフィアに愛された『トルタ・カプレーゼ』

 

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小麦粉や穀物を入れないグルテンフリーのチョコケーキ、トルタ・カプレーゼ

健康志向の方にも愛されるスイーツなのですが、“ただの入れ忘れケーキ”になります。

※諸説あります。

 

1920年まで遡ります。

イタリアはナポリの真南にある、『青の洞窟』としても有名な小さな島ナポリ島。

ここに、3人のイタリア系アメリカ人のマフィアが訪れました。

ナポリ島のケーキ職人、カルミネ・ディ・フィオーレはマフィア達にアーモンド入のチョコレートタルトを作ることになります。

そこで、事件は起きました。

カルミネは、タルトに必須の小麦粉を入れ忘れたまま焼いて、そのままマフィアに提供してしまったのです。

気づいたときには遅く、テーブル席からはカルミネを呼ぶ声が…。

生きた心地がしないまま向かうと、マフィアたちは今までにはない甘く濃厚なタルトを絶賛しているではありませんか!

しかも、わざわざカルミネを厨房から呼び出したのは“レシピを教えて欲しかったから”だそうです。

外はサックリ、中はしっとりな食感のコントラストが楽しいトルタ・カプレーゼ

マフィア達が愛したお菓子をぜひお試しください。

 

 

おまけ*日本一食べにくいお菓子『よいとまけ』

日本一食べにくいとわかっているのに、人気が高く愛されているお菓子。

それが、ハスカップ*を使った北海道苫小牧の銘菓『よいとまけ』になります。

*ハスカップは甘酸っぱい果物で、栄養素の高さから不老長寿の秘薬とも言われています

 

表面に塗られたハスカップジャムは、切りにくいし、取り分けにくいし、ラフに片手で食べるわけにもいかない

それなのに愛されているお菓子なのです!

 

実はこのケーキ、食べにくいという弱点=ハマる食感&癖になる味になっています。

表面にジャムが塗られたロールカステラは食べにくいのですが、その反面でしっとりとした食感を生み出しています。

スポンジは口溶けがよく、ジューシーなハスカップのジャムが中にも外にも塗られていて、1度食べたらやみつきになりますよ。

素朴な味でありながら、フルーティで後味はスッキリとしているので、万人受けするお菓子になっています。 

弱点を強化するスタイルも素敵ですね。

お取り寄せもできるので、ご褒美の参考にしてください。

 

まとめ

お気に入りの“ご褒美”には出会えましたか?

 

この「ほぼ日、ご褒美」ブログは

私の好きなもの、オススメなもの、興味のあるもので 

皆さんにも息抜きと癒やしの時間を提供できたらいいなと思い始めました。

 

色んなジャンルのご褒美を扱っていきますので

ご褒美を選ぶお手伝いができたら幸いです。

 

心が華やいだ時、心に雲がかかった時

晴れやかな気持ちの時、気持ちに色がなくなった時

 

いつでもふらっと立ち寄ってください。

今日も素敵な貴方にぴったりのご褒美がみつかりますように*゜

 

ご褒美提案人、雨降りソーダ