ほぼ日、ご褒美

生きてるだけで素敵。だから日々ご褒美を*゜

4回目『香り×読書のマリアージュ〈生者と死者×ローパピエ〉』*香りが誘う物語の世界

今回ご紹介するのは『香り×読書のご褒美』4回目。

“生者と死者”דローパピエ”になります。

 

素敵な物語と、本の世界に誘う香りのマリアージュをご提案。

香りの魔法で導かれる物語の世界...ご褒美にいかがでしょうか。

 

皆さんこんにちは。

“ご褒美提案人*雨降りソーダ”と申します。

 

本は色んな国や異世界に導き、様々な感情や体験を与えてくれます。

そんな読書の時間に1つのエッセンスを。

 

本に物語があるように、香水にも物語があり、互いが重なる瞬間があります。

今回は、『生者と死者×ローパピエ』のマリアージュをご提案します。

 

テーマは“紙”

本日発売された、DIPTYQUEのローパピエにちなんで紙がテーマの面白い本を選びました。

『生者と死者 / 泡坂妻夫

選んだ本は、泡坂妻夫さんの『生者と死者』になります。

紙を題材にした作品として、三浦しをんさんの舟を編むや、倉阪鬼一郎さんの活字狂騒曲などが浮かんだのですが、紙媒体でしか体験できない、紙ならではの紙のための小説にしました。

〈あらすじ〉

はじめに袋とじのまま、短編小説の「消える短編小説」をお読みください。そのあと各ページを切り開くと、驚くべきことが起こりますー。そして謎の超能力者と怪しい奇術師、次次にトリックを見破るヨギガンジーが入り乱れる長編ミステリー「生者と死者」が姿を現すのです。史上初、前代未聞驚愕の仕掛け本。

BOOK」データベースより

未だかつて類を見たことがない、前代未聞の袋とじ小説

それが生者と死者です!

 

私はこの本を2冊(新本と古本)買って楽しんだのですが・・・

1回目→短編(新本)

2回目→短編(新本)

3回目→長編(袋とじが既に開いている古本)

4回目→短編(新本)

5回目→再び長編(古本)

と、仕掛けの面白さに5周しました。

 

今は、読書といっても電子書籍と紙媒体とで選べる時代です。

私は手軽な電子書籍も好きですが、紙媒体で感じられる本の個性や質感のちがいが好きなので、紙媒体ならでは面白さを引き出した泡坂さんの戦略には胸が高鳴りました

驚愕する仕掛け小説の“消える短編小説”をぜひお試しください。

 

おすすめは、新本(袋とじが開いていない状態のもの)を1冊か、私のように新本と古本を1冊ずつ買って楽しむ方法です。

 

素敵な本にはこちらの香りを...。

DIPTYQUE(ディプティック)

『 L’EAU PAPIER ローパピエ』

オードトワレ ローパピエ 50ml - ウッディ | Diptyque Paris

本日3月16日発売のディプティックの新作。

「紙」をオマージュした香りローパピエ(オードトワレ)になります。

 

香りのノートはこのようになっています。

  • 原材料:ホワイトムス・ミモザ・ブロンドウッドアコード
  • 香りのアクシデント:ライススチームアコード

 

香水では見たことがない、“ライススチームアコード”という香料が入っています。

 

ディプティックの香水は、全体的に素肌に馴染むヴェールを纏うような香りという印象で、今回のローパピエ軽く柔らかい香りだと感じました。

炊きたてのご飯のような、ほっこりとする甘さをを感じる男女問わず使えるユニセックスな香りだと思います。

www.diptyqueparis.com

オードトワレで、持続時間(拡散力)は約3時間

拡散力は弱まりますが、その後の自分だけが感じるムスクのふわふわとした香りは5~6時間ほどありました。

 

シュッと吹きかけ目を閉じると…

お米のほっこりする香りと、清潔感のあるミモザの香りが柔らかく漂います。

そこに微かなウッドの温かみがあり、心地よい空間が広がります。

 

自由気まま、インクの付いた羽ペンが紙の上でなめらかに踊っているような美しさのある香りです。

しばらくすると、紙を連想させる木の香りが強まってきます。

まるで書き溜めた紙がどんどん広がり重なっていくかのよう。

読書にあわせると、ページを捲るたびに紙の香りが濃くなっていくような不思議な心地よさを感じます。

ラストは、クリーミーで少し甘さ感じられる香りになりました。

物語を読み終えた後にのこる心地よい余韻と、どんな感想も包み込み肯定してくれるかのような優しい香りだなと感じました。

 

今回は紙というテーマで生者と死者を選びましたが、どんな本にもぴったりなフレグランスだと思います。

紙の栞にプシュッとひと吹き粋な読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

香水のおすすめは少量のミニサイズ

2mlで約40プッシュ分あるので、少しずつ読み進める場合でも十分な量になっています。

前記事も良かったら見てください♪

amefuri-soda.hatenadiary.jp

まとめ

お気に入りの“ご褒美”には出会えましたか?

 

この「ほぼ日、ご褒美」ブログは

私の好きなもの、オススメなもの、興味のあるもので 

皆さんにも息抜きと癒やしの時間を提供できたらいいなと思い始めました。

 

色んなジャンルのご褒美を扱っていきますので

ご褒美を選ぶお手伝いができたら幸いです。

 

心が華やいだ時、心に雲がかかった時

晴れやかな気持ちの時、気持ちに色がなくなった時

 

いつでもふらっと立ち寄ってください。

今日も素敵な貴方にぴったりのご褒美がみつかりますように*゜

 

ご褒美提案人、雨降りソーダ